2012年1月15日日曜日

事の真偽

水曜日は、口座開設やら、その往復やらで結局丸まる家を開けていた訳です。そのまま夕食になると、母のところには連絡をしないで過ごしました。水曜と日曜はヘルパーさんが来てくれる日としてあるので、電話しない時が多いのですが、木曜の朝仕事の途中で気になって、電話をすると、珍しく留守電になっていました。配食サービスの日の午前中は、あまり外出しないのにと思いながら、お昼を用意していると地震。それも、幾カ月被りの緊急警報を携帯電話が鳴り響かせ、義父母の観ているテレビのニュースでも茨城と言っているのです。こういう時も繋がらないだろうと、電話して、やはり留守電になっています。??。
 正月、初稽古には行かなければと思いながら、稽古袋に携帯電話も入れて。夕方、帰り道を歩きながらもう一度母のところに電話しても出ません。毎日母のところに行っている知人に連絡してみると、「今、病院だから、帰ってからまた連絡するから」と!!!。
 ?!。あの大動脈乖離の時がよぎります。再発は助からないかもしれない!!。

 火曜日、二回電話で話をしているのです。その前日辺りに、「お正月疲れらしくてくたびれている、」と言っていましたが、火曜日の午前中には、お正月に連れ合いが、私の母にも、「そのうちに一緒に山梨の家に行きましょう。」と言ってくれた事について、話していたのです。
 母は、「勤め人がやっと一軒の家を持つ事ができたのだから、とても良かったと思っているのよ、今までずっと自分の父親の家で辛かっただろうと思っていたし、これから家に居るようになったら、普通、男二人が同じ家で居るというのは耐え難いもの」「墨田の家はおじいちゃんの代の家で、やっとあなた達二人の代の家が持てたのだから、それで良い」「私はまだ当分は行こうとは考えていないのよ、そのうちにどうなるかは考えていないけど」やけに、筋道通って、きっぱりとしていました。
 午後、母に再度電話をして、「今まで、こんなに話をしていて嘘の無い、真実の話と感じられる事はお母さんに限らず、さまざまな人の言葉の中にも無かった」と感じたままを何故か伝えたくなったのでした。「どうしてお母さんはいつも、本当の事を話せるの?」
 さあ、どうしてなのかしら。自分でも損をしてきた事も多かったとも思うけど、だいたいは本当の事しか話せないわ。「・・嘘をついていると本人は思わなくても、真実って、とる人によって違って、真実にもいろいろな面がその人によってあるでしょう。それでも、さっき話してくれた事が、相手も思って自分にとっても本心を語っているということが解ったの。」 世間虚仮 唯仏是真。
 世間虚仮 唯仏是真、それが私には、いつも呼吸するようにあるのに、母の気持ちがありがたかったからか、もしかしたら、これが一生涯でも、連れ合いにも伝えなければならない事だと、帰宅した連れ合いに座を正して伝えたばかり。
 母に万が一があってもと、木曜夕方に向けて、いくつかの会はキャンセルしました。金曜日にしばらくぶりで出ようと予定した新年会も、連絡機関には、お断りとさせてもらったのです。
 娘二人と、余計な事は考えない、気を回さないといいながら、不安であったところに来た、先ほどの知人からの電話!「何だか、掃除のせいで・・、お母さんは元気だから。」??代わってもらうと「ヘルパーさんが留守番電話のところを押してあったらしい。」と・・・どうやら、病院には知人本人の事情で行っていた様でした。顛末が解ると、緊張したこの間のこころがへなへなと崩れるような声です。
 事の真偽は解りませんが、一旦キャンセルしたのを、また復活なんて面倒で金曜はいろいろな整理事に集中しました。それで、良かったと思っています。私にも、真実を語るこころが欲しいものです。

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