2012年3月21日水曜日

開花宣言




 今年は閏年だったので、20日がお彼岸のお中日でしたね。牡丹餅、美味しくできました。息子も来ないし、長女夫婦も、西表島に行っている次女ももちろん食べないので、高齢で甘いものばかりを喜ぶ義父母と私たち夫婦と、仏様とで食べちゃいました。義母の言う仏様って?ともかく義母の居室に一皿置いてきます。
 文庫番にはお墓はありません。実家は祈願の寺でしたので、墓地はありませんでした。代々の住職の墓石は境内敷地内にありました。古い骨も出てきて幼いころから古い人骨を見ていましたっけ。でも所謂、家族の墓は山内には無かったので、父は、祖父の出た県内の稲敷に葬りたく祖父母の骨箱も棚上げしたままだったのです。その父の骨もどうなったか、祖父母のものと一緒に兄任せ。山のどこかに埋めたのかもしれません。昨年8月最初の日、さまざまな事を決めて自分の覚悟のために数十年ぶりで行った時も、解らないままでした。
 今の家も分家だから墓も無し。網野善彦氏ではないけれど、もともと同じ土地で五代続く家もそうは無いのであれば、こういうものなのでしょうか。
 鉱物も同胞であると言いながら、今、熟年ままごとを始めた山梨の庭は、掘ると石ばかり出てきます。前の持ち主の庭組なのでしょうか、いつになったら、家庭菜園めいたものができるのか、恐いもの知らず、ビジョンも将来設計もないのに、決めた人に着いていくのが、楽しいのですが、さてこれをどうするか、顔を見合せます。自給自足の夢は実現するでしょうか。その庭先、河川敷に降りていく梯子の上に桜が、咲いていました。ソメイヨシノではないですね。そのうち花の種類も判るでしょう。本日開花とします。

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